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政治

  • 執筆者の写真: Masumi Nakahara
    Masumi Nakahara
  • 2017年4月16日
  • 読了時間: 2分

政治とはほんの些細な希望と

膨大な絶望とで成り立っていることを忘れてはいけない。

ほんの数パーセントの民意と

残り90%以上の得体のしれないものの意志の総意である。

そういうものにはできるだけ関わらないほうがよい。

傷つくし、疲れるだけで、何かが変わるわけではない。

千里の道も一歩より始まるが、政治にはそのような草の根的な根気的な確実に積み上げたものは通用しない。

もっと大きな もっと偶発的で芸術的な なんというかつかみどころのないものによって決定される。

たぶん、あなたもわたしもよく見聞きしている。 インターネットやテレビなどで。

イギリスがEUから脱退したみたいに トランプが大統領になったみたいに

大勢と民意と権力と慣習と歴史をミキサーに入れて混ぜて、 不気味な色のスムージーができて、 それを恐る恐る飲んでみたら入れたはずのないものの味がした、みたいなもの。

だから、そんなとらえどころのないものに自分の時間を費やすなんて時間の無駄だと思っている。

今日は市の座談会に行ってきたけれど、 私がその計画の全貌を知ったところで、 何かの意見を持ったところで、意見を述べたところで、何を変えられようか。

帰ってきて膝を抱えている。

東大出た人が効率的な国を作れないんだから、 私なんかが何を言ったって無駄だろう。

私はそんな袋小路的な状況をたくさん知っている。

イスラエルパレスチナ問題しかり、 台湾中国問題しかり、 北朝鮮韓国問題しかり。

小さな市の中学校問題ひとつ自分の思い通りにならないんだから、 国の問題なんて片付くはずない。

もっと言えば自分の家族だってうまく思い通りにならないし、 小さな会社の人間関係だって思い通りにならない。

知れば知るほど矛盾を抱えると分かっていて、 知らずにいられないのはどうしてだろうか?

大きな壁に何をぶつけたって壊れないことをわかっているのに、 たまごを投げ続けるのはどうしてだろう。

だけど、何も知らないまま無知に無責任に生きていくことは果たしてすばらしいことなんだろうか?

 
 
 

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